建設コンサルタント会社に勤める、建コン助教☆のとある1週間について、紹介します。環境調査を専門とする会社員がどんな働き方をしているか、これから就職を考えている人や転職を考えている人に読んでいただきたいです。
建設コンサルタント会社員の1週間の働き方とは?
環境調査を専門とする建設コンサルタント社員の1週間を紹介します。設計とか、計算とかされる部署の方とはまたちょっと違う働き方になります。出張し現地にて環境調査をするのが主な仕事になりますが、その環境調査の頻度によって全然1週間の働き方が違います。
1週間まるまる現場
よくあることです。特に生物調査は、春~秋にかけて天気との兼ね合いもありながら現地にて調査を行うことになります。月曜日の朝から移動(日曜日前入りもあります)し、そのまま現地にて生き物調査を実施、夕方に宿泊先(ビジネスホテルや民宿)に泊まるということになります。翌日も朝から夕方までしっかり生物調査を行い、これを金曜日まで行います。まったく同じ現場が1週間続くこともありますし(私は最長3週間ほど同じ現場が続いたことも)、途中で別の現場にそのまま移動し入ることもあります。とにかく、月曜から金曜までの平日は、家に帰ることなく現場近くのビジネスホテルに泊まって生物調査を行います。翌週も同じ調査が続く場合、一旦金曜日の夜に家に帰るのが基本です。結婚している方は特に家に帰る人が多いですね。独身の若い人なんかは、面倒なためそのまま現場近くのビジネスホテルに泊まったまま翌週も仕事する人もいます。
頻度は、しょっちゅうです。覚悟が必要ですね。所属する部署にもよりますが、1か月、2か月、ほとんど現地に出張し会社にはほとんど出てこない人もいます。受注した業務の内容による部分が大きく、年によって出張の頻度は違ってきます。
1週間まるまる環境調査 ここが大変!
ココが大変。やはり、資料作成が出張先でしなければならないので、大変です。ノートパソコンが支給されている場合がほとんどですが、宿泊先のビジネスホテルで、朝から夕方までしっかり調査し、疲れたうえでパソコン作業をしなければならないのは大変です。昨今のコロナにより、リモートアクセスなんかもできるようになってきており、会社のサーバーにアクセスできるので逆にできない言い訳がないという状況もあります。現場作業が終わって、宿に戻ると、その日の野帳整理や工程確認をしたり、明日以降の調査スケジュール調整をしたり、下請けの調査員と付き合いで飲みに行ったりと、忙しいです。でもやらないと全然成果物ができないため、大変です。もちろん、会社にはパートの方やアシスタントの方がいますので電話やメールで報告書の作成指示なんかもできるのですが、重要なコアとなる部分については、現場に精通している自分が書いてまとめていかなければなりません。
もう一点大変なのが、日常生活の喪失とでも呼びましょうか。家に帰れないので、例えばペットの世話ができない、植物にお水をあげることができない、家族がいる方は、配偶者や子供に会えないといったことになります。また、趣味がある人は家に帰れないことでできなかったり、家で行っている習慣なんかも崩れたりしますね。また、宿泊先のベッドやまくらが合わないとか隣の部屋がうるさいとか、部屋が気に入らないとか、そういったこともたまにあります。1週間、平日はすべて仕事に捧げる生活になり、プライベートなんかがおざなりになってしまうことが多々あります。あと、基本的に外食になります、ホテルの朝食ビュッフェ、コンビニめし、居酒屋・・・。料理が好きな人にはちょっと辛いかもしれません。
大変だけど、、、
良い点は、好きな生物調査に集中して1週間すごせることですね。こういう仕事がしたかったわけですからね、楽しいですよね。そもそもね、大変な部分で上げましたけど、会社の机に座ってカタカタとパソコン作業したくなかったから、この仕事選んだ部分もあります。